子育てを始めて、育児本って読んでいますか?
- 育児の話を周りから聞くから本は読まない
- 育児情報はネットですぐに検索できるからわざわざ買わない
という方が最近多いでしょうか。
本屋さんには月刊誌のひよこクラブなどの付録のついた雑誌や、色々な育児本が並んでいましよね。
私も初めての子供がお腹にいると分かった時は既に子育てをしている先輩ママなどに色々情報を聞いていたり、ひよこクラブを何冊か買ったくらいでした。
最近SNSで話題になっていて私も気になって読んでしまった育児本をご紹介します。
昭和の時代に書かれた育児本が令和で話題に
1967年に小児科医の松田道雄さんが発行された「育児の百科」
育児本なので、まだ気になった部分しか読んでいないのですが
「人の子とくらべるな」
「男も女の子育てを手伝わないと子殺しをするかもしれない。それほど育児は大変なんだ」
「それほど気にすることはない」
と母親の心配・苦労を代弁してくれている文言が目立って驚きました。
昭和の時代の小児科医こそ子供のことは母親の責任で責めるみたいなイメージがあったのですが
既に昭和の時代も核家族化が進んでいて、子供の周りに親以外の大人がたくさんいる時代が終わりを迎えつつあるなかで作者の松田道雄先生はそれを感じ、母親の苦労を臨床の場で肌で感じてこの育児の百科を書かれたんだろうなと思うことができました。
ニュース記事にも書いてあったのですが
「女だけでの子育てで年間数百人の子殺しをしてしまう人がいる」
と強く書かれていて父親の育児参加の必要性をこの時代からきちんと書いているのが
まだまだ父親は仕事に行き母親が家を守る名残が残っていた時代に未来予測をしているかのような育児本で
令和になった今の時代でも十分に役立つ、というか母親の気持ちをわかってくれている育児本だなと思いました。
今とはやり方の違う育児方法もありますが
(つい4年前までは沐浴の時には耳をしっかりおさえると言われていたのに最近は保健所でもそういう指導しないみたいですしね)
時代とともに進化している部分と、基本的に変わらない部分があるんだなと感じさせられました。
これを読んでみて感じるのは、親や祖父母の時代からもっと父親の育児参加をしたほうがいいという人が少なからずいたということですよね。
我が家は娘がいて父も母も仕事をしているけれど、家事の比率は父1:母9くらい。
週末に私が仕事が入ると1日子供と2人で過ごすこともあるけれど、そういう時でも食事は全部作ってから仕事へ出ないと夕飯マックとかになりかねない家です。。。
一緒にいるだけで子育てに参加していると思っている節があるのでそういうところってどうやって考え方を変えていけばいいのか、悩ましいところではあります。。。笑
最近では育児休暇を取る父親がわずかながらに増えてきたと言われたり、
保育園や幼稚園のお迎えでも父がしている家が増えてきて、積極的に育児に参加しているご主人をもつ奥様方も少しずつ増えてきているのかな?と幼稚園児になった娘の子育てをしていて肌で感じています。
(イクメンという言葉は、当たり前のことをしているだけなのに過度に評価されている感じがして個人的にはあまり好きな言葉ではないので使わずにおきます笑笑笑)
自分の子供を通して、色々な小さい子供と接する機会が増えて
本当に大変そうだな、手のかかりそうだな
と感じてしまう子と一緒の習い事だったり
こういう子は絶対に賢いんだろうな〜と思う子と幼稚園が一緒だったり、本当に色々な子供がいるなかで
自分の子供だけれど手を上げそうになることって誰しも直面したりしそうになることって長い子育てのなかであると思います。
ニュースになってしまう親はその自制心がなくてコントロールできない精神を持っていたのかそうなってしまったのかは分からないけれどそういう人なのかな。。。
と悲しいニュースを耳にするたびに思っています。
あーどうしよう、これでいいの?私の子育ては間違いなんじゃないか?みんながこうしてる・・・
と色々悩むことも多い子育てですが、ふと壁にぶつかったときに開くと励ましてもらえるいい本に出会えたなと思うので
育児に悩みを持ってネガティブになりがちな人に持っていてほしい、育児本と出会った話でした。